トミー・フラナガンのリーダー・アルバムの中でも最高傑作といわれているアルバムだ。CD化にあたりオリジナルのLPには未収録だった別テイクが3曲収録されている。フラナガンのプレイも素晴らしく乗り,エルヴィン,ウィルバーとの一体感が見事。

ピアノ・トリオ作品の最高峰として もう50年も君臨している超名盤です~ この作品が録音されたのが、1957年8月15日。丁度50年が経ちました。その間数え切れないほどのジャズ作品、ピアノトリオ作品がリリースされましたが、長い目で見てこれほど世界中で愛されてきた、聴かれてきた作品はそんなにないんじゃないのかと思います。日本ではスイングジャーナル誌のゴールドディスク第1回目に選定されているという名誉ある作品でもあります。テイチクからのトミ・フラの顔ジャケそしてCCCのジャケで何万枚も販売され、それがジャズ・ファンのレコード棚にすべからく収まりました。1986年には、DIWから未発表3曲を加えての完全版がEPオリジナルジャケで発売され、更にファンの心を捉えました。2007年の晦の月にいよいよDIWから完全版プラス3曲として、新たに発売されることになりました。往年のジャズ・ファン、ベテランジャズ・ファン、『OVERSEAS』歴50年という猛者の方にも悦んでいただけるように、音質の改善、向上に頑張りました。また、ここ数年ピアノ・トリオのファンという方々にもビックリしてもらえる真の名盤です。2007年最後の大ニュースです。これ。(山本隆)

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